中国の自動車信頼性調査、BMWがブランド別で首位…JDパワー

自動車 ビジネス 海外マーケット
BMW 5シリーズ(中国仕様)
BMW 5シリーズ(中国仕様) 全 1 枚 拡大写真

米国の民間調査会社のJDパワー&アソシエイツ社は12月21日、「2012年中国自動車信頼性調査」の結果を公表した。ブランド別では、BMWが最も信頼性の高い結果となった。

調査は今回が3回目。新車購入から2-3年が経過した時点で、エンジンやトランスミッション、外装、シート、空調、操作系など、8カテゴリー202項目について、顧客に愛車の信頼性を尋ねている。JDパワー社は100台当たりの不具合件数を数値化(PPで表現)。その数値が少ないほど、信頼性が高いと結論づける。

調査は2012年6‐9月に聞き取り方式で実施。中国37都市在住の54ブランド147車種のオーナー、1万4127名から回答を得た。

ブランド別のランキングは以下の通り(100台当たりの不具合指摘件数、PPの少ない順にランキング)。

1:BMW(98PP)
2:広汽トヨタ(107PP)
3:メルセデスベンツ(113PP)
4:アウディ(117PP)
4:スバル(117PP)※同率
5:広汽ホンダ(140PP)
6:一汽トヨタ(142PP)
7:東風ホンダ(146PP)
8:東風日産(154PP)
9:長安マツダ(166PP)
9:シュコダ(166PP)※同率
10:一汽フォルクスワーゲン(174PP)
11:ビュイック(177PP)
12:Haima(179PP)
13:長安スズキ(180PP)
14:長安フォード(182PP)
15:Hafei(183PP)
16:東風キア(186PP)
16:Zhonghua(186PP)※同率
17:上海フォルクスワーゲン(189PP)
17:天津一汽(189PP)※同率
18:Roewe(190PP)
19:一汽マツダ(192PP)
20:東風プジョー(195PP)

BMWが98PPと優れた信頼性を示して1位。今回の調査で100PPを下回る唯一のブランドとなり、顧客から高い信頼性を得ていることを裏づける。

また、日系ブランドでは、トヨタ、ホンダ、日産の中国合弁が上位にランキング。スバルも4位に食い込んだ。ただし、この調査の時期は主に、日本政府の尖閣諸島国有化の発表以前なので、それを考慮する必要がありそう。

BMWと並んで、中国で人気のプレミアムブランドでは、メルセデスベンツが3位、アウディが4位という結果。一方、中国でGMとシェアナンバーワンを争うフォルクスワーゲンは、第一汽車との合弁が10位と健闘したが、上海汽車との合弁は17位と、下位に沈んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る