日産リーフ、初期車のバッテリーをアップデートへ…全世界規模

エコカー EV
日産リーフ(米国仕様)
日産リーフ(米国仕様) 全 1 枚 拡大写真

日産自動車が2010年末から、発売を開始した新型EV、『リーフ』。その初期モデルのバッテリーの性能低下に対して、日産が全世界規模での改善策を打ち出した。

これは12月28日、日産自動車のアンディ・パーマー副社長が、米国在住のリーフの顧客に向けたメッセージの中で明らかにしたもの。同社長は、リーフの初期車のリチウムイオンバッテリーに関して、「性能がメーカー公表値を下回ったバッテリーを、修理または交換する」と宣言している。

さらに同副社長は、「バッテリーの性能低下をカバーする保証を、5年間/走行6万マイル(約9万6000km)に拡大する」と発表。同社長によると、バッテリーの保証の延長は、2011/2012/2013年の各モデルイヤーのリーフに適用するという。

リーフの顧客に対するこれらの改善策は、米国では2013年春から実施する予定。アンディ・パーマー副社長は、「同じ内容を世界規模で行う」と明かしており、初の大幅改良で性能を引き上げたリーフの発売を控え、既存ユーザーのフォローに乗り出す構えだ。

《森脇稔》

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