【トヨタ クラウン 新型発表】ボディの陰影感をより強調するボディカラー

自動車 ニューモデル 新型車
クラウン・アスリート(ダークレッドマイカメタリック)
クラウン・アスリート(ダークレッドマイカメタリック) 全 6 枚 拡大写真

トヨタ『クラウン』がフルモデルチェンジし14代目に進化した。そのボディカラーは陰影感を引き立たせるよう創られている。

同社デザイン本部デザイン開発部カラーデザイン室の今泉香織さんは、「ロイヤルとアスリートの2つの世界観をより訴求するという方向で、カラーも開発しました」という。そして、「今回2つの新色を創りました。ひとつはロイヤルをイメージした“プレシャスシルバー”。そしてもう1色はアスリート向けの“プレシャスブラックパール”です」と述べる。

今泉さんは、「ロイヤル、アスリート(のいずれの新色)とも、陰影感をより強く高めるため、薄膜で光輝材を平滑にすることで、反射が凄く良くなります。そうした陰影感と、より滑らかさよって、それぞれの形状の世界観をカラーでも表現しました」。そして、「陰影感を強くするというのは、形状をより引き立たせるということになりますので、こういったことで今回は、新しい今までにない、陰影感と滑らかさを表現したカラーになっています」

また、新規設定色でダークレッドマイカメタリックを投入した。これは、「先代とは違う、より彩度が高く鮮やかなカラーで、特にアスリートの世界観を訴求するカラーになっています。インテリアの(アスリート専用色)テラロッサ(イタリア語で赤い土)という新色と合わせて見てほしいです」と話す。

最後に、それぞれの世界観について今泉さんは、「アスリートは、躍動感がありスポーティ。ロイヤルは、華やかさと高級感です。飛びすぎず、でも華やか」とし、「ロイヤルも“フラクセン”というアイボリー系の黄味よりのカラーを採用しました。特にファブリック仕様だと、緻密な仕上げが伝わると思います。実は、アクセントの形状のところでホワイトを使うなど、スリートーンでより華やかな仕上げとなっています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る