天使降臨…恒星誕生の神秘

宇宙 科学
S106
S106 全 2 枚 拡大写真

輝く星々とガス、そして塵が織り成す天使が大きく翼を広げたように見えるイメージは、まさに宇宙への憧憬と畏怖を感じずにいられない。

NASA/ESAのハッブル宇宙望遠鏡がとらえたこのイメージは、シャープレス2-106(S106)と識別される星の形成する地域である。中心部の星は我々の太陽の15倍の質量を持ち、その形成の最終段階にある。

中心から両側に広がったブルーに輝く翼は、星から吐き出された超高温の水素ガスでできた双子のローブによって作られている。このあたりの温度は10,000度に達し、星間空間の冷たい背景幕と対比させる。イメージに赤く現れる冷たい帯状の塵は、中心の星をほとんど霞ませているが、塵を通して覗き見ることができる。そのぼんやりとした光は細かい塵の粒を反射し、青い翼があたかも赤い血管を持っているような姿を作り出している。

S106は地球から白鳥座に向かって2,000光年の距離にあり、全長約2光年の幅を持つ。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. タワーバーだけじゃない! ボディ補強パーツの最新事情と乗り味革命~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る