ロン・デニス「ハミルトンを引き止めることも出来た」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ロン・デニス
ロン・デニス 全 1 枚 拡大写真

マクラーレンのロン・デニス会長は、チームがどうしても望めばルイス・ハミルトンを引き止めることも出来たと裏幕を語る。

ハミルトンが2012年シーズンの終わりに新たなチャレンジをしたいとマクラーレンを去ったことで、13年間続いたチームとの蜜月関係は終わりを迎えた。ところがロン・デニスの説明によれば、このことはハミルトンの判断というよりも、マクラーレン側が条件闘争に応じることを望まなかったからだそうだ。

「世間の人たちに『ルイスがマクラーレンを去った』という表現はして欲しくないと私は思っている。諸般の事情からどうしても袂を分けねばならないことは多々ある。世の中は一方の側が何もかも決めるということはまずない。諸々の事情が合わさった末の結論なのだ」

「私が後悔していると言われることが多いようだが、私は現実主義者だよ。われわれの側にルイスとの関係を保つ条件を整えることは可能だっただろうか? 理屈の上ではイエスだ。だがそれは正しい決断だと言えただろうか? われわれはそうは判断しなかった」

デニスは、ハミルトンの将来のキャリアの発展を祈るが、マクラーレンがメルセデスAMGの後塵を拝するのは御免だとも語る。

「定められた契約期間が満了したなら、互いの道を妨げないのがプロフェッショナルな姿勢だ。われわれとしては彼にメルセデスAMGで大活躍をして欲しくはないが、これはライバル関係である以上、当然のことだ。だがその一方で彼の不幸を願っているわけではないということはハッキリ言っておきたいね」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る