1月5日に開幕した「ダカールラリー2013 ペルー・アルゼンチン・チリ」は、6日に第2ステージを迎えた。3名体制で23年ぶりのワークス参戦となるホンダは、総合最高位がエルダー・ロドリゲス選手の15位と苦しい展開となっている。
第2ステージは、ピスコのビバークを出発し、再びピスコへと戻るループルートで実施。242kmに設定されたスペシャルステージ(競技区間)は、100%砂地の砂漠地帯で、序盤こそハイスピードな展開ながら、後半145km地点を過ぎると、砂が柔らかく崩れやすい巨大な砂丘群を抜けるため、ライダーにとっても、マシンにとっても難易度の高いコースとなった。
深い砂の中に設定されたスペシャルステージは、マシンの燃費的にも厳しいため、主催者は85kmのリエゾン(移動区間)の、81km地点に給油ポイントを設けていた。
29番手からスタートしたTEAM HRCのエルダー・ロドリゲス選手は、スペシャルステージの160km地点に設けられたチェックポイント1の時点で4番手までランクアップ。しかし、フィニッシュまでわずか4kmという地点で、燃料を使い果たし、チームメートのハビエル・ピゾリト選手からサポートを受けるまで時間をロス。15位でフィニッシュラインを越えた。
第2ステージでは、スペインのホワン・バレダ選手(ハスクバーナ)が優勝。ホワン・ペドレーロ選手(KTM)が2位、マット・フィッシュ選手(ハスクバーナ)が3位に入った。また、総合順位でもバレダ選手がトップに立ち、総合2位のルベン・ファリア選手(KTM)に5分36秒、総合3位のペドレーロ選手に6分36秒の差をつけている。