マツダが2013年、米国で開催されるモータースポーツ、「GRAND-AM」シリーズに投入する新型『アテンザ』のレーシングカー。同車のティーザーイメージが公開された。
これは1月4日、マツダモータースポーツが明らかにしたもの。2012年11月のロサンゼルスモーターショー12において、イメージスケッチだけが公開されていた同車が、初めてその姿を披露している。
すでに公表されているように、このレーシングカーは、新型『マツダ6』(日本名:アテンザ)をベースに、レース専用チューンが施された2.2リットル直列4気筒ターボディーゼル、「SKYACTIV-D」エンジンを搭載。部品の63%は市販エンジンと共用。そのパワースペックは確定していないが、北米マツダのモータースポーツディレクター、ジョン・ドーナン氏によると、最大出力は400psを超えるという。
新型アテンザのレーシングカーは、2013年から米国GRAND-AMシリーズに導入される「GXクラス」に参戦。GXクラスは、先進技術や環境テクノロジーを採用したマシンで争われる新カテゴリーだ。マツダモータースポーツは今回、3台のアテンザを同レースに投入すると発表している。
実戦デビューは2013年1月26‐27日、米国フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される24時間耐久レース、「ロレックス24」。マツダが今回公開した実車のティーザーイメージからは、暗闇に浮かび上がる大型リアウィングなどのディティールが見て取れる。