ボッシュ、CES初出展…ホームから車両に至る最先端技術を公開

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ボッシュの展示ブース
ボッシュの展示ブース 全 9 枚 拡大写真

ロバート・ボッシュはCES2013に初出展し、7日にはプレスカンファレンスを開催。電動工具からソーラーパネルを使った環境技術、さらにはカーマルチメディアや車間オートディスタンス技術など多方面で先進技術を企業活動の核としている自社のアピールを行った。

この中からクルマ関連を拾い出してみる。まず強調されたのが、ボッシュが次世代カーとしているナビゲーションシステムを「Nissan Connect」としてOEM供給に成功したことだ。ユニットのスペックは5.8インチのタッチパネル機能付きのメモリーナビながら、建物の立体表示など最先端の機能が盛り込まれているもの。ボッシュとしては、日産とは2010年よりUSBやBluetoothによるマルチメディア対応に力を注いできており、それが今回の成果として結びついたことが大きい。

このユニットは、ローカル検索としてGoogleが利用可能。エコ運転の設定すればドライバーはそれを有効活用しながら燃料消費の低減につなげることができる。インターネットラジオにはPandraに対応し、音楽を楽しむだけでなく、放送されている内容を音声で読み上げてもくれることで人気が高い。通信にはBluetooth接続した携帯電話が必要となるが、同時にハンズフリー通話も可能。USB端子も備えたことで多彩なマルチソースにも対応している。

当面は2013年型の日産セントラへのオプションとして準備されるが、ボッシュはこれを手初めに北米日産との関係強化に努めていく考えだ。

カンファレンスではその他、車線変更アシスト、予測アンチロックブレーキ、オートバイのABS、オートディスタンス機能を備えたクルーズコントロール等を紹介。駐車時のアシストするオートパーキングシステムについても説明を行った。ここでボッシュの基本ポリシーとして紹介されたのが「システムシステムは、ドライブをより安全に、よりストレスを感じさせず、そしてより環境にやさしくする」ということ。ボッシュの先進技術はこうしたポリシーの下で開発が行われているというわけだ。

ボッシュがCES2013で出展していたのは、ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)のサウスホール1階。会場内は、カテゴリー別にゾーン展示し、関心のあるゾーンでじっくりと内容をチェックできる構成となっていた。アシスト系の機能は“チョロQ”のような車両模型の中で映像を通して紹介。カーマルチメディア系は実展示を行い、操作してその内容が確認できるようになっていた。

《会田肇》

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