日本自動車工業会の豊田章男会長は、政府が閣議決定した「緊急経済対策」について「大いに歓迎する」とのコメントを発表した。
緊急経済対策は、円高・デフレからの早期脱却や、民間のイノベーションを通じた日本経済のダイナミズムの復活など、安倍政権の日本経済再生に向けた強い意志を具体的にスピード感を持って形にした対策であると高く評価する。
その上で「経済対策の実行を通じ日本企業が元気を取り戻し、強い経済に転換していく」ことに期待感を示し、迅速に実効性のある政策推進を求める。
また、景気回復をバックアップするため、自動車業界としても競争力の向上や技術開発、国内市場の活性化などに取り組んでいく方針を示した。政府には競争力強化の観点からも「懸案である自動車取得税、自動車重量税の廃止の実現を是非お願いしたい」と要望する。