富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は1月15日の新年会見で、同社初となるハイブリッド車(HV)を2013年中に国内向けに投入する計画を発表した。具体的な時期やモデルは公表していない。
吉永社長はHVについて「水平対向エンジンだけに集中するのでなく、電動化にとどう取り組むか。その第1歩が今回のHVになる。スバルがやることの解を出したい」と述べ、燃費性能だけでなく、走りや安全性などを追求したモデルとする方針を示した。
技術本部長の武藤直人取締役専務執行役員は、「スバルが独自開発したハイブリッドシステムを採用する。全輪駆動(AWD)により、安心して楽しく走れ、燃費も同等モデルよりかなり改善する」と説明した。