富士重吉永社長、米工場増強「為替に関わらず、一定比率は現地で生産」

自動車 ビジネス 海外マーケット
富士重工業・吉永泰之社長
富士重工業・吉永泰之社長 全 4 枚 拡大写真

富士重工業の吉永泰之社長は1月15日都内で開いた新春会見で、米工場の能力を拡充するとともに2016年中に生産車種を追加する計画を明らかにした。新たな生産車種や拡充後の能力、投資額はいずれも3月中にまとめるとしている。

吉永社長は会見後、一部報道陣に対し「私はもともと中期的には円安論者だが、為替によって急に方針を変えたりはしない」とした上で、「アメリカのお客様にこれだけ買って頂いて、その多くを日本から持っていっているという構図になっている。全部現地で造る必要はないが、ある比率は現地で造る方向にしないといけない」と述べ、為替水準に関わらず米国での生産比率を引き上げる考えを示した。

さらに「アメリカのディーラーは、生産能力を拡充してくれればもっと売れると言っている。日本で拡充していると説明しても、中国で売れれば獲られてしまうという言い方もされる。だから、アメリカの能増をするということが、今度はディーラー側もショールームを造るというような具体的な動きにつながる。それを肌で感じているので、為替よりは実需として能増するという方が大きい」と解説した。

また「3月末までに決めたいと言っているのは、5月に全米ディーラー大会があるので、その時にスバルも(能増を)やると決めたから、お店を造ってというメッセージを伝えるため」とも述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  5. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る