ESAが植生追跡軌道衛星、プローバVのテストを開始

宇宙 テクノロジー
プローバV
プローバV 全 4 枚 拡大写真
欧州宇宙機関(ESA)は小型人工軌道衛星「プローバV」が組み立てられ、そのテスト過程の半ばにあると発表した。2日毎に1回、世界の植生をチャート化するこの小型の地球観測衛星は、この4月に打ち上げが予定されている。

フランスのトゥールーズの特殊施設で行われているテストは、プローバVの発射コンディションや、軌道上で起こる極端な真空状態や温度に対する耐性に関しての厳しいシミュレーションを含む。1立方メートルに満たない大きさとは言え、この人口衛星はその地球モニターの主要な器機である広角望遠鏡、ペアの放射線センサー、ファイバー光学コネクター実験、窒化ガリウム半導体をベースにした無線送信機の試作機、そして地球全体の航空機の飛行を追跡するテスト受信機を搭載している。

従来の植生器機に比べかなり小さいにも関わらず、プローバVのバージョンは3倍もシャープな空間的な解像度をもたらすと共に、適合性のあるスペクトルの波帯を観測する。プローバVはまた世界初のミッションとなる、航空機からのオートマティック・ディペンダント・サーベイランス・ブロードキャストの検出を行い、空の渋滞の世界的な概要を構築することとなる。

《河村兵衛》

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