航路の安全に新たなディメンションをもたらす…フライセーフ・プロジェクト

宇宙 テクノロジー
フライセーフ
フライセーフ 全 2 枚 拡大写真

ESA(欧州宇宙機関)は2013年1月15日、鳥に代表される空の障害物を避け、航路の安全を確保するための計画「フライセーフ」についての概要を公開した。

アメリカ合衆国の連邦航空局(FAA)によると、鳥との衝突は1988年以降、全世界で230人以上の命を奪い、220機以上の航空機を破壊したとのこと。

2007年より、ESAはオランダ、ベルギー、フランス、ドイツの空軍のパートナーシップと、ヨーロッパ諸国の調査機関の協力による「フライセーフ計画」を開始した。

フライセーフは地球観測衛星と、地上レーダーから鳥の移住に関する情報、そして個々の鳥の群れを宇宙から追跡することで、渡り鳥警報システムを改良できることを証明した。

地上レーダーは「ロビン・レーダー・システム」によって開発されたテクノロジーを装備。気象レーダーや監視レーダー、短距離レーダーなどが含まれる。オランダの会社が、2010年にフライセーフの渡り鳥警報サービスの操作機関として開発した技術を、オランダとベルギーの空軍をはじめ、ベルギー、ブルガリア、エストニア、オランダ、ノルウェー、ポーランド、スペイン、トルコなどの各国に販売し始めているもの。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る