フィアットとクライスラー、中国広州汽車と提携拡大…ジープ現地生産へ

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ジープ グランドチェロキー SRTの2014年モデル
ジープ グランドチェロキー SRTの2014年モデル 全 1 枚 拡大写真

フィアットグループ、クライスラーグループ、中国の広州汽車グループの3社は1月15日、中国における乗用車の生産・販売面での提携拡大で合意したと発表した。

フィアットと広州汽車は2010年3月、折半出資により中国合弁の広汽フィアットを設立。現在、湖南省長沙市の合弁工場において、クライスラーグループのダッジブランドの小型セダン、『ダート』を、フィアット『ビアッジオ』として生産中だ。

また、広汽フィアットは中国市場へ、フィアット『500』、『フリーモント』、『ブラーボ』を導入。これら輸入車に関して、現地でのディストリビューション業務を担当している。

今回の合意では、フィアット ビアッジオに続く現地生産車の車種拡大が大きなテーマ。3社はクライスラーグループ傘下のジープブランドを今後、中国で現地生産することで合意した。

ただし、これについては、2012年の米国大統領選挙で、共和党のロムニー候補に批判された過去がある。そこで3社は、「中国で現地生産するジープブランド車は、中国国内だけで販売する」と説明。ロムニー候補が指摘した「ジープの生産を米国から中国へ全面移管する」ことには、該当しないと強調している。

《森脇稔》

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