【デトロイトモーターショー13】ヒュンダイ HCD‐14、次期 ジェネシス を提案…斬新な高級車

自動車 ニューモデル モーターショー
ヒュンダイ HCD‐14
ヒュンダイ HCD‐14 全 11 枚 拡大写真
韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は1月14日(日本時間1月15日深夜)、米国で開幕したデトロイトモーターショー13において、コンセプトカーの『HCD‐14』を初公開した。

HCD‐14は、ヒュンダイの次期『ジェネシスセダン』を示唆したコンセプトカー。ジェネシスセダンは、米国市場ではレクサス『GS』、メルセデスベンツ『Eクラス』、BMW『5シリーズ』、アウディ『A6』などをライバル視するヒュンダイの上級セダン。2012年は米国において、4ドアセダンと2ドアクーペ合計で、前年比2.8%増の3万3973台を販売している。

ヒュンダイはこれまで、デザイン言語として「fluidic sculpture」(流体彫刻)を用いてきた。しかし、このHCD‐14では、「FLUIDIC PRECISION」(流体・正確)という新デザイン言語を導入。最近のヒュンダイ車とは、異なるデザインの方向性を提示した。

目を引くのは、斬新なフロントマスク。フロントエンドをほぼ垂直に切り落とし、押し出し感の強い大型グリルをレイアウトした。リアも、フロント同様の垂直デザイン。4ドアクーペ風の滑らかなルーフラインと、対照的な仕上がりを見せる。

また後部ドアは、逆ヒンジで開閉。乗降性を高めるとともに、開放的な室内空間を追求した。このクラスの市販車には採用される可能性は低いが、斬新なアイデアといえる。

搭載エンジンは、デュアルバルブタイミング機構を備えた直噴5.0リットルV型8気筒ガソリン。トランスミッションは、パドルシフト付き8速ATだ。ヒュンダイは、「パワーと排出ガス性能、燃費を両立した」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  2. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  3. 「ほぼモデルチェンジ並み」フロントマスクが大胆チェンジ! 新型レクサス『IS』が話題に
  4. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  5. フェラーリ『テスタロッサ』復活、新世代電動スーパーカーは1050馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る