10年後の自動車用電装システム世界市場、倍増の26兆円…富士キメラ総研

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富士キメラ総研は、カーエレクトロニクス発展の軸となるシステムに焦点を絞り、その構成デバイスの世界市場を調査した。

調査は22種のエレクトロニクスシステムを対象に、パワートレイン系、走行安全系、ボディ系、情報系、HV/EV系の5分野について、今後の市場を予測した。

富士キメラ総研では、2011年に8000万台を超えた世界の自動車生産は、BRICsの生産拡大を背景に、2022年には1億1780万台に達すると予測。それと連動して、2012年の5分野合計の世界市場は前年比10.3%増の14兆1187億円となると予測。さらに10年後の予測では11年から106%拡大し、26兆4187億円になるとしている。

分野別では、パワートレイン系が2011年比62.0%増の9兆8992億円、走行安全系が同92.2%増の4兆1353億円、ボディ系が同46.4%増の4兆6031億円、情報系が同206.8%増の3兆2274億円、HV/EV系が同13.5倍増の4兆5538億円に達すると予想。主な要因としては、環境規制、利便性追求、安全性確保の観点から比較的安価な一般車に搭載しやすい価格のシステムが増加し、搭載が進むことを挙げている。

システムの販売額のうち、最もウェイトが高いのはパワートレイン分野で、この傾向は22年に至っても、全体の37.5%を占める。環境規制の強化と燃費向上という2大開発テーマによってこのシステムが重視されていくと分析している。

《纐纈敏也@DAYS》

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