日産自動車の片桐隆夫副社長は、2012年の国内新車販売が前年の2位から5位に順位を下げたことについて「いくつか要因があるが、そのひとつが市場全体が軽自動車にシフトしていることに、ちょっとついていけなかった」と述べた。
片桐副社長は1月17日に横浜市の本社で開いた会見後一部報道陣にコメントしたもので、「2013年度に三菱自動車と共同開発した新しい軽自動車を投入するので、これによって対策していきたい」とし、巻き返しを図る考えを示した。
また「2012年の夏前後から投入した新型車については、ともに好調なため、こういったものをもっとうまく使って拡販をしていきたいと考えている」とも語った。
日本自動車販売協会連合会の集計によると2012年の軽自動車を含む国内新車販売台数は前年比27.5%増の536万9721台で、このうち日産は同11.6%増の65万9855台にとどまった。この結果、メーカー別順位では前年の2位から5位に大きく後退した。