スズキなど、鎌倉市で「e-kuniつくろう鎌倉バイクプロジェクト」電動バイク普及に向けて実証実験

モーターサイクル 企業動向
スズキ、e-Let's
スズキ、e-Let's 全 1 枚 拡大写真

スズキやパナソニックシステムソリューションズジャパンなど5社は、鎌倉市で1月24 日から電動バイクを普及促進するためのバッテリー交換ステーション事業化のための実証実験「e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクト」を開始する。

実証実験に参加するのは他にJTBコーポレートセールス、兼松コミュニケーションズ、リサイクルワン。電動バイクは環境にやさしく、小回りが利き、災害時に強い交通手段として普及が期待されるものの、航続距離が短く、電気自動車(EV)の急速充電器や普通充電器が利用できないため、外出先で充電しにくいことが普及に向けた課題となっている。

今回、鎌倉市で環境省の地球温暖化対策技術開発・実証研究事業として電動バイクとバッテリー充電・交換システムを一体的に運用する実証実験を行う。

実証実験は、バッテリーを車体から取り外して充電できるバッテリー着脱式電動バイクスズキの「e-Let's」を利用する。バイクには日本で初めてとなるBMU(バッテリーマネジメントユニット)内蔵のバッテリーを搭載する。実験では利用者の利便性を向上させるため、想定行動範囲内にロッカー形式のバッテリー交換・充電設備を整備する。

利用者が交換のタイミング、充電状況や空き情報を把握でき、予約が可能な「情報提供システム」を開発し、電動バイクのバッテリー交換・シェアリングサービスの事業化を検証する。

1月24日から3月18日まで、合計30台の電動バイクを15カ所程度の事業所に配備するとともに、鎌倉市役所や市内のガソリンスタンドなど、5カ所にバッテリー交換ステーションとしてバッテリー充電ロッカーを設け、電動バイクユーザーへ向けたバッテリーの充電・交換を行う。

古都として観光地でありながら、狭隘道路や交通渋滞などの課題を持ち、小型、環境負荷の少ない交通手段普及への期待から、鎌倉市が実証地域として協力する。

今回の鎌倉バイクプロジェクトでの検証結果をもとに、5社は実用的なシステム開発、サービス事業化への検討を推進する。

《レスポンス編集部》

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