米運輸安全委員会、787補助バッテリーの過電圧は無いことを確認

航空 行政

米国運輸安全委員会(NTSB)は、ボストンにある空港で火災が発生した日本航空(JAL)が運航するボーイング787に搭載されたバッテリーに関する調査結果を公表した。

出火した補助電源装置のリチウムイオン電池や周辺の電線、バッテリー管理回路基板などは、NTSBの材料研究室で、X線やCTスキャンを活用して発火原因などの特定を急いでいる。

NTSBによる調査の結果、補助電源装置のバッテリーは設計している電圧32ボルトを超えていないことが確認された。事故当初、バッテリーに想定を超える電圧が流れて発火したとの見方が有力視されていた。

NTSBは今後、補助電源装置のコントローラー、バッテリー充電器などの関連するユニットを調べる。

また、NTSBは職員を日本に派遣、全日本空輸(ANA)が運航する787型機のメーンバッテリー付近から煙が発生した事故を調査している日本の運輸安全委員会と連携しながら原因調査を支援するとともに、情報交換も行っていく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  3. かつてのマーチ、新型日産『マイクラ』英国発売に、SNSでは「英国は小型車の価値を知ってる」「日本でも売りゃいい」の声
  4. ポルシェ『911スピードスター』が劇的な復活? 992.2世代に最後の打ち上げ花火!
  5. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る