火星の月、フォボスのスティックニー・クレーター

宇宙 科学
スティックニー・クレーター
スティックニー・クレーター 全 2 枚 拡大写真
NASAは「今日の天文学画像」として、火星の月であるフォボスで最も大きなクレーター、スティックニー・クレーターのイメージを公開した。

スティックニー・クレーターは、1877年に火星の月を発見した、天文学者のアサフ・ホールの妻で、数学者でもあるクロエ・アンジェリン=スティックニー・ホールの名前からその名称を得た。

9kmを越えるクレーターの幅は、フォボスの直径の半分近くの長さで、クレーターを吹き飛ばしたインパクトは、小さな月をほとんど破壊してしまうほどだった。エンハンスド・カラーのイメージは、マーズ・リコネイサンス・オービター(MRO)が、搭載されたHiRISEカメラによって、フォボスから約6000kmの距離より撮影したものである。

フォボスの表面の引力は地球の引力の1000分の1しかないとはいえ、流れの跡は緩んだ物質が時間の経過と共にクレーターの中に滑り落ちたことを表している。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  3. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
  4. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  5. BMW 3 / 4 シリーズの「M」、392馬力にパワーアップ…マイルドハイブリッドも搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る