AIRDO、中期経営戦略ローリングプランを策定、2015年度に経常利益20億円

航空 企業動向

AIRDO(エア・ドゥ)は、「2013~2015年度中期経営戦略ローリングプラン」を策定した。

同社では3年ごとに中期経営戦略を策定し、中期経営戦略期間中は1年ごとに戦略を見直すローリング方式を採用して経営環境の変化に対応している。現在、2010年12月に策定した「2010~2013年度 中期経営戦略」に取り組んでおり、今回が最終年度に当たる。

今回のローリングプランでは格安航空会社(LCC)の国内線参入や羽田空港発着枠の追加配分を始めとする環境の変化を踏まえ、中期経営戦略に掲げた各施策・業績目標の適切性を確認するとともに、収支悪化に対処するため、費用構造見直しと生産性向上に向けた指針を策定した。

経営環境の厳しさが増す中で収支悪化が予想されることから、費用構造見直しと生産性向上が路線ネットワークを維持する上でも不可欠であると判断、今後はユニットコストをベンチマークとした経営管理を行うことで収支改善を図る。また、早期にユニットコスト10円台の実現を目指す。

事業計画では、羽田空港発着枠の2枠追加配分を受け、3月31日から釧路~羽田線を1日2往復を新設する。新千歳発着路線では、3月31日から新千歳~岡山線を1日1往復、6月21日から新千歳~神戸線を1日2往復新設する。

6月21日から新千歳~仙台線を1日1往復増便し5往復とする。

新規開設・増便により、2013年度は羽田発着路線で1日23往復、新千歳発着路線で1日14往復を運航する計画。2014年度以降の路線便数計画については、今後検討を進め次期中期経営戦略に反映させる。

路線便数計画を踏まえ、機材については2013年度末には14機体制とする。内訳はB767-300型機が4機、B737-700型機が5機、B737-500型機が5機。

2014年度以降の機材計画については、今後の路線便数計画に合わせて見直し、次期中期経営戦略に反映する。

数値目標は2013年、中期経営戦略とローリングプランに掲げる施策を確実に遂行し、収入の最大化とコスト低減を進めることで、営業収入510億円、経常利益15億円、当期純利益10億円の達成を目指す。

ローリングプランでは2015年に営業収入535億円、営業利益25億円、経常利益20億円、当期純利益13億円に策定した。

《レスポンス編集部》

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