CAN・HEMSデータ活用のスマホアプリ求む…デンソー・スマートテック・アワード2013

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デンソー・スマートテック・アワード2013
デンソー・スマートテック・アワード2013 全 6 枚 拡大写真

デンソーは、「デンソー・スマートテック・アワード2013」の応募作品(アプリ)を募集中だ。

同賞は、自動車の走行データや操作データを利用するアプリケーションやHEMSが持つ家に関する情報を利用するアプリケーションなど、自動車や家と連携する作品を募集・表彰するもの。募集期間は2月28日までで、3月中旬に結果発表および表彰式を行う。

応募は個人・チームだけでなく、アプリをリリース(制作・企画)している法人も可能。

今回募集するアプリは、自動車の走行データや操作データを利用するもの、スマートフォンでカーナビの目的地設定をする「NaviCon」と連携するもの、HEMSが持つ家に関する情報を利用するものの3種類を募集。優秀作品には、イノベーション賞(20万円)、ベネフィット賞(20万円)、テクノロジー賞(20万円)、ジャンル賞(10万円×8本)が贈られる。

NaviConとの連携については、NaviCon連携用URLスキーマを利用するか、NaviCon連携用Appcelerator社が提供するスマートフォン向けアプリ開発環境「Titanium(タイタニウム)」モジュールを使ってアプリを制作する。またクルマ・家との連携ツールの開発には、デンソーが提供する「DENSO STA Tool」(車両・HEMSエミュレータ)あるいはクルマ連携ユニット用開発キット(Titanium用)を利用する。

デンソーの情報通信事業部情報通信サービス開発室、東杏美氏によれば、「前回、『デンソー・スマートテック・コンテスト』として広く一般の方からもアイデア・企画の作品を受け入れたところ、ソーシャル要素の強い提案が数多く出された」という。

今回は募集のターゲットをエンジニアに絞り、アプリを募集する。東氏は「当社からも開発用のシミュレーターツールをウェブサイトで公開し開発のサポートを行う。製品化に近い作りこまれたアプリを募集するのが狙い」と説明する。

開発環境もiOS/Android双方でのアプリ開発が容易なTitaniumや、デンソーが自社でサポートする開発環境(DENSO STA Too)を用意するなど、開発側に配慮した条件を揃えた。

なお、今回はCANやHEMSのデータについては(リアルではなく)シミュレーターを利用する。また、ユーザー操作をトリガーとしたデータとして、ドア開閉などの情報を取得することもできる。CAN情報を吸い出してUSBメモリに保存したりスマートフォンなどにリアルタイムで送信する「CAN-Gateway ECU」での事例のように、車両から取り出せる情報の活用を見越したアプリなどは特に歓迎されそうだ。

《北島友和》

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