日本郵船グループ、15万7000重量トン型スエズマックスタンカーの定期用船を開始

船舶 企業動向
日本郵船webサイト
日本郵船webサイト 全 1 枚 拡大写真

日本郵船が50%出資するクヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ(KNOT)は、韓国・現代重工業が建造した15万7000重量トン型スエズマックス・タンカー「カルメン・ナッツェン」をレプソルYPFに引き渡すと同時に、定期用船を開始した。

シャトル・タンカーは、別名フローティング・パイプラインとも呼ばれ、海底油田上にある石油生産・貯蔵・積出し施設などから、海上で一定の距離を保ったまま油を積み込み、陸上の石油貯蔵基地、石油精製基地までピストン輸送するためのタンカー。今回の契約期間は、5年間の延長オプション付きで、ブラジル沖で産出される原油をシャトル輸送する。

また、KNOTグループはレプソル・シノペック・ブラジルと新たにシャトル・タンカーの定期用船契約を結んだ。用船開始時期は2014年7月から9月の間の予定で、期間は10年の延長オプション付き。

新しい契約には、全機器・配線を含めたシステムを完全に二重化して冗長性を高めた「ダイナミック・ポジショニング・システム」(動的定点保持システム)クラスIIと海象の荒い地域で、より安全に荷役するため、船首部分で荷役を行う「バウローディングシステム」を搭載した15万2000重量トン型スエズマックス・タンカーを投入する予定。中国のCOSCO舟山造船所で建造される。

ブラジル沖のサントス・カンポス海盆で産出される原油のシャトル輸送を行う。

日本郵船グループは、今後も世界各地での安定的、経済的なエネルギー輸送に注力するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る