運輸安全委員会、787型機煙発生時に電圧が急降下

航空 企業動向
運輸安全委員会が発表した事故調査状況報告書
運輸安全委員会が発表した事故調査状況報告書 全 4 枚 拡大写真

運輸安全委員会は、1月16日に全日本空輸(ANA)が運航するボーイング787-8型機が高松空港に緊急着陸した重大インシデントの調査状況を公表した。

山口宇部空港を離陸した787型機は上昇中、バッテリの不具合を示す計器表示とともに、操縦室内で異臭がしたため、目的地を高松空港に変更して着陸した。

これまでの調査でメインバッテリ内部が焼損しており、バッテリ内部は炭化していたが、火災が発生した形跡は確認できなかった。また、メインバッテリはボックス上部に膨らみがあり、液漏れしていた。

メインバッテリと同じリチウムイオン電池である補助電源装置(APU)のバッテリは損傷していなかった。

これまでの調査でフライトレコーダーの記録から、メインバッテリの電圧は31ボルトと正常値で、過充電の形跡は無かったと、している。ただ、煙発生を感知した時に電圧が急降下していた。

同委員会では今後、損傷したメインバッテリを、製造元のGSユアサ・コーポレーションに搬入して分解して詳しく調べる。また、充電器など、周辺の電気系統も調べる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る