JAXAと三菱重工、情報収集衛星の打ち上げ成功…4基体制整う

宇宙 企業動向
H-2Aロケット
H-2Aロケット 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月27日13時40分(日本標準時)、種子島宇宙センターから情報収集衛星レーダ4号機と実証衛星を搭載したH-IIAロケット22号機(H-IIA・F22)を打ち上げた。

打ち上げたロケットは正常に飛行し、両衛星の分離を確認、衛星は予定の軌道に投入された。これで情報収集衛星は計画していた4基が揃い、地球上の特定地点について1日1回以上観測できる体制が整うことになる。

ロケット打ち上げ時の天候は曇り、北西の風(7.8m/s)、気温9.1度だった。

H-IIAロケットは、日本の主力大型ロケットで、日本初の純国産ロケットH-IIロケットで培ってきた技術をもとに、人工衛星の打ち上げ・国際宇宙ステーションへの補給などの輸送需要に、低コストで対応するために開発された。13号機から、H-IIAロケットの打ち上げ事業は三菱重工業に移管され、JAXAは打ち上げ安全監理業務(地上安全確保業務、飛行安全確保業務、カウントダウン時の総合指揮業務)を実施している。

H-IIAの打ち上げ成功率は95.5%となった。

《レスポンス編集部》

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