フォードモーター2012年通期決算…72%の大幅減益

自動車 ビジネス 企業動向
フォードモーターの米国本社(参考画像)
フォードモーターの米国本社(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車大手、フォードモーターは1月29日、2012年通期(1‐12月)の決算を公表した。

同社の発表によると、売上高は1343億ドル(約12兆1755億円)。前年の1363億ドルに対して、2%のマイナスだ。純利益は、56億6500万ドル(約5135億円)。前年の202億1300万ドルに対して、72%の大幅な減益となった。

また、2012年第4四半期(10‐12月)の決算は、売上高が365億ドル(約3兆3090億円)。前年同期の346億ドルに対して、5.5%増えた。純利益は、15億9800万ドル(約1450億円)。前年同期の136億1500万ドルに対して、88.3%もの減益だ。これで、4四半期連続での減益。

減益となった大きな理由が、欧州事業の不振。2012年のフォードモーターの欧州新車販売は、135万3000台。前年の160万2000台から、15.6%減と落ち込んだ。これは欧州の信用不安の影響。欧州事業は2012年、17億5300万ドル(約1590億円)の赤字を計上した。

その一方、北米事業は純利益が前年比34.7%増の83億4300万ドル(約7565億円)と過去最高。フォードモーターのアラン・ムラリー社長兼CEOは、「フォードチームは再び素晴らしい結果を残した。我々のワンフォード計画は順調だ」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る