スカイマーク4-12月期決算、LCCとの運賃競争激化で大幅減益

航空 企業動向

スカイマークが発表した2012年4-12月期(第3四半期累計)連結決算は、営業利益が前年同期比47.9%減の62億8700万円と大幅減益となった。

第1四半期にボーイング737-800型機を1機追加し、第3四半期累計期間は合計27機で運航した。また、第3四半期期間中、成田~札幌(新千歳)線の増便、年末年始期間の羽田~鹿児島線の臨時便運航で経営資源を有効活用する一方で、季節需要に柔軟に対応するため、茨城~那覇線直行便を神戸経由便に変更、成田~神戸線は休止し、収支の効率化を図ってきた。

旅客運送事業は、増便による旅客人数が同11.6%増となり、売上高は同12.1%増の657億5800万円と増収だった。

収益では、運航便数の増加に伴う燃料関連費や整備費、機材費の増加や、新規LCC(格安航空会社)の参入で運賃の低廉化などの影響で収益率が悪化した。経常利益は同30.6%減の77億3800万円となった。当期純利益は同25.8%減の41億0700万円だった。

通期業績見通しは、LCCなどとの運賃競争激化や燃料価格の上昇などを想定して下方修正した。売上高は前回予想より55億円マイナスの857億円、営業利益が64億円マイナスの49億円、経常利益が44億円マイナスの64億円、当期純利益が24億円マイナスの35億円にそれぞれ下方修正した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. 高速バス会社を悩ます悪しき“裏技”「相席ブロック」が横行[新聞ウォッチ]
  5. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る