マツダ、ディーゼル触媒技術で触媒学会学会賞を受賞

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SKYACTIV-D(スカイアクティブディー)
SKYACTIV-D(スカイアクティブディー) 全 1 枚 拡大写真

マツダは1月31日、同社の研究者が、ディーゼルエンジンから排出されるすすを主成分とするパティキュレートマター(PM)を除去する高酸素イオン伝導性PM触媒技術において、触媒学会より平成24年度触媒学会学会賞(技術部門)を受賞したと発表した。

触媒学会学会賞(技術部門)は、触媒に関連する工業技術に関して著しい研究業績を挙げた個人に贈呈されるもので、今回の受賞はマツダとして初の受賞となった。

本技術は、欧州向けのクリーンディーゼルエンジン搭載車などに2008年から採用されており、2012年に日本国内でも発売した新世代クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D(スカイアクティブ ディー)」搭載車にも使用されている。

今回の受賞では、触媒表面だけでなく触媒内部の酸素を活性酸素としてPMの燃焼に利用するという新しいメカニズムを用いて、燃焼速度が速く、耐熱性も高いPM触媒を開発した点が高く評価された。白金や燃料の使用量を減らしながら効率的にPMを燃焼できる同技術は、「SKYACTIV-D」の低燃費化やディーゼルパティキュレートフィルターユニットの小型化にも貢献している。

《村尾純司@DAYS》

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