ホンダ岩村副社長、中国の販売「思ったよりも回復が遅い」

自動車 ビジネス 海外マーケット
ホンダの2013年3月期第3四半期決算会見。岩村哲夫副社長(左)と池史彦専務
ホンダの2013年3月期第3四半期決算会見。岩村哲夫副社長(左)と池史彦専務 全 3 枚 拡大写真

ホンダの岩村哲夫副社長は1月31日、2013年3月期第3四半期決算の会見で、中国での自動車販売について「当初、春節(2月9日~15日)頃に戻ると思ったが、それよりも回復が遅くなっている」と渋い表情で話した。

生産についても、11月~12月初旬には通常の生産に戻ると見ていたが、実際には12月~1月までかかってしまったという。そのため、2012年の販売台数が激減する結果となった。例えば、東風ホンダは目標34万台に対して28万2000台、広汽ホンダが目標40万台に対して31万6000台だった。

結局、日本からの輸出分を含めたトータル販売台数は60万台超で、目標の75万台を大きく下回ってしまった。「今年は昨年の目標をなんとかやりきりたい」と岩村副社長は強い口調で話したが、日中問題との関係もあって、文字通り予断を許さないといった状況だ。ホンダとしては、1台1台丁寧に売っていくのみである。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  5. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る