NASAのSDO、コロナ質量放出の要因を初めて記録

宇宙 テクノロジー
フラックス・ロープ[動画キャプチャ]
フラックス・ロープ[動画キャプチャ] 全 6 枚 拡大写真

2013年1月30日、NASAはソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)によって観測された、コロナ質量放出の様子を収録したビデオを公開した。

【画像全6枚】

科学者達はすでに長い間、太陽の大爆発、コロナ質量放出(CMEs)に、フラックス・ロープというよじれた磁場が関係していることを確認していた。しかし、それがいつどこで形成されるのかはわからなかった。

太陽の磁場は基本的に不可視で、超紫外線によって細いラインとして観測することが可能であるが、地球の大気圏がこの紫外線を透過しない為、科学者達はSDOのような宇宙にある観測衛星を使用して観察するしか方法が無い。

2012年7月19日に太陽の縁でCMEsの爆発が起こり、それが観測し易い部分で起こった為、科学者達はフラックス・ロープが爆発の7時間前に形成されていることを発見できた。フラックス・ロープは科学者達が予見した通り8の字を描いており、SOHO宇宙船がもたらしたイメージもフラックス・ロープの存在を確証した。

研究者達は全く別の角度から太陽を観測するステレオA宇宙船の映像を加えることによって、フラックス・ロープの3次元映像を作ることに成功した。そしてそれらのフラックス・ロープは仮説通りに8の字を描いていたが、同時にそれらの根元部分は、彼等が予見したよりも大きな幅を持っていることがわかった。

科学者達はこのフラックス・ロープの形成されるパターンを解析することにより、コロナ質量放出の予知が可能となり、CMEsがもたらす宇宙技術や地上の配電網に対する脅威からそれらを保護することに役立つ。

《河村兵衛》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『スイフトスポーツ』が2027年復活? 48Vターボ搭載で次期GRヤリスのライバルに
  2. JFEスチール、国内初のスタンプチャージ式大型コークス炉が稼働…環境負荷を軽減
  3. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  4. 使い勝手抜群のOttocast P3 Pro・OttoSafe Cam・Screen AI徹底比較! 愛車に合うモデルと機能の違いを解説PR
  5. 【トヨタ bZ4Xツーリング 新型試乗】「これなら売れるに決まってる」ただ長くなっただけじゃない、別モノの進化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  5. マクラーレン、2028年市販の新型スーパーカーをプレビュー…伝説の「マクラーレンF1」以来のMT搭載
ランキングをもっと見る