アルパイン第3四半期決算…部材コスト高止まりで収益を圧迫

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アルパインが発表した2012年4~12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比62.7%減の17億100万円と大幅減益となった。

売上高は同8.5%増の1578億5500万円だった。

業績面では、北米市場で自動車販売が好調に推移したことを受け、自動車メーカー向け売上が伸長。円高が緩和される傾向はあるものの、依然、高水準を維持する為替の影響や日・米・欧の市販市場で競合各社との販売競争が激化したことに加え、車載用ディスプレイやHDDなど部材コストの高止まりが収益を圧迫し、厳しい状況で推移した。

音響機器事業では、国内市販市場の市場規模が縮小したことにより競争が激化、高シェアを維持していたスピーカーの販売が低調に推移するなど総じて厳しい状況で推移したものの、 自動車メーカー向け純正品は、日系自動車メーカーの生産・販売の回復や、米国大手自動車メーカーの販売が好調であったことから、売上が増加した。

情報・通信機器事業では、市販市場で競合各社からの新製品投入や価格競争の激化により売上は減少したものの、自動車メーカー向け純正部品は、日経自動車メーカーの生産・販売が回復し、ナビゲーションなどの搭載率が高まったことで売上が大幅に増加した。

収益は経常利益が同40.4%減の27億100万円、当期純利益が同61.5%減の11億4200万円となった。

通期業績見通しは前回の予想を据え置いた。

《村尾純司@DAYS》

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