ザウバーが2013年マシンとなる『C32』をスイスのファクトリーで公開し、その様子がオンライン放送された。
最初に誰もが驚いたのは、そのカラーリング。昨年までのホワイトを基調にしたデザインではなく、グレーを基調にホワイトとレッドのストライプを取り入れたものに改められたからだ。
現在ザウバーはテクニカルディレクターが空席のままであり、新車開発はチーフデザイナー、マット・モリスとエアロダイナミクス責任者のウィレム・トーエを中心に進められた。モニシャ・カルテンボーン代表がスピーチで決意を語った。
「2013年の目標が継続した上昇であることははっきりしています。そのための決め手となるのがマシンであり、C32はコンペティティブだった昨年モデルをベースに開発しました」
「昨年型のC31は多くの長所と合わせて、わずかな短所もありましたが、エンジニアたちは長所の方の強化に努める一方で、短所の除去に取り組みました。チーム全体として非常に良い仕事が出来たと自負しています」