全日本空輸(ANA)は、ボーイング787型機の運航を2月末まで見合わせると発表した。
バッテリーから出火するなどのトラブルが相次いだ787型機は、日米航空当局が使用停止命令を出して現在、不具合の原因などを調べている。
2月5日、国土交通省の運輸安全委員会による途中の調査結果によると、高松空港に緊急着陸した787型機のバッテリーは熱暴走が起こってバッテリーが焼けたと推定。飛行中はバッテリーを使用しないにもかかわらず、熱暴走した理由が不明で、原因解明には時間がかかる見通し。
ANAは2月中の787型機の運航再開は困難と判断した。
新たに発表した欠航便は国内線が2月13日~28日まで308便、国際線が19日~28日まで60便。
787型機の運航を見合わせた1月16日からの累計欠航便は1206便となり、10万人を超える旅客に影響する。
3月以降の運航については2月7日に発表する。