ドコモ、スタートアップのためのファンド設立…運用額100億円

自動車 ビジネス 企業動向
「ドコモ・イノベーションビレッジ」ロゴ
「ドコモ・イノベーションビレッジ」ロゴ 全 3 枚 拡大写真

 NTTドコモは7日、革新的なサービス・技術等を有するベンチャー企業・団体等を対象にした起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を開始した。昨年10月に、ベンチャーとの連携強化に向けた新たな取り組みとして発表したものとなる。

 「ドコモ・イノベーションビレッジ」の第1回プログラムの開始にあたり、2月7日~3月11日の期間で、さまざまな技術やビジネスモデル、アイディアを持った参加チームを募集する。第1回の募集テーマは、「グローバル・スタンダードになりうる、モバイルを活用したサービス」。

 応募企業・団体・個人のなかから、書類審査やプレゼンテーション、面接審査により、参加チームを選出。参加チーム(5、6チーム程度を予定)に対しては、200万円の助成金やオフィススペース等の開発環境の提供、経営やサービス開発に関するアドバイス等のさまざまな支援を行う。参加チームは、開発期間中(約5か月間)にサービスの開発を行い、2013年9月下旬に開催するリリースイベントにおいてサービス開発の成果を発表する。

 ドコモでは、優秀なサービスや技術を開発したチームに対して、ドコモのサービスとの連携やプロモーション支援等を実施する予定。さらに、ドコモのコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド」からの出資を検討するとのこと。

 なお、ドコモの子会社であるDOCOMO Capital, Incは、シリコンバレーにおいてトップクラスの起業支援事業者である「500 Startups」が運営するベンチャーファンド「500 Startups II, L.P.」へ出資を行うことを同日発表している。この出資を機に、ドコモと500 Startupsは連携を図り、「ドコモ・イノベーションビレッジ」において、500 Startupsのパートナーによる講演やメンタリング等を実施する。

 さらにドコモは、日本電信電話(NTT)の子会社としてコーポレートベンチャー投資ファンドの運用管理を行っているNTTインベストメント・パートナーズ(NTT-IP)の全株式をNTTより譲受け、NTTグループを代表してベンチャー企業との連携を強化することも発表した。NTT-IPの商号変更を行い、新たなファンド運営会社「ドコモ・イノベーションベンチャーズ(DIV)」を、2013年2月下旬に設置する。同時にドコモは、ベンチャー企業への出資を行うコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合(DIファンド)」(運用総額100億円)を2013年2月下旬に設立。DIファンドは、運用総額100億円を通じて、有望なサービスや技術を持つベンチャー企業や、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」発のスタートアップ企業等に対して出資を行う。

ドコモ、起業支援「ドコモ・イノベーションビレッジ」本格始動……出資を行うファンド設立

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る