デンソーは、医療・健康機器や計測・計量機器の製造・販売を行うエー・アンド・デイと資本・業務提携し、同社の株式の5％を取得すると発表した。
エー・アンド・デイは、医療・健康分野、および計測・計量分野における固有の技術と国内外の販売ネットワークを保有する。今回の出資は、自動車部品の研究・開発で培ってきたセンシング技術を有するデンソーが協業することで、さらに高い競争力のある新製品の開発と販売力の強化を狙いとしている。
特に医療・健康分野において、エー・アンド・デイは血圧計や体重計をはじめとする様々な機器を医療機関や家庭向けに製造・販売しており、デンソーにとってはFMD（血流依存性血管拡張反応検査）検査装置メーカー、ユネクスへの共同出資者でもある。
デンソーは新事業分野への取り組みを強化する中で、医療・健康もその一つと位置付けており、今回のエー・アンド・デイとの協業により、医療分野への進出を加速させる。
