ホンダの国際四輪レース、WTCCシビックは3台体制、インディ琢磨は初優勝目指す

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WTCCに参戦するシビック。右から順に伊東社長、モンテイロ、タルクィーニ、マシン開発を担当する堀内大資氏。
WTCCに参戦するシビック。右から順に伊東社長、モンテイロ、タルクィーニ、マシン開発を担当する堀内大資氏。 全 6 枚 拡大写真

2月8日、ホンダが今季のモータースポーツ活動についての発表会を東京・青山の本社にて開催。WTCCやインディカー・シリーズといった世界最高峰レベルのカテゴリーに関しての活動計画も公表されている。

まず、昨年終盤から欧州シビックベースのマシンによる本格参戦を開始したWTCC(世界ツーリングカー選手権)だが、いよいよフル参戦となる今季はワークス格チームのHonda Racing Team JASが2台体制となり、さらにプライベーターチームにも1台を供給し、計3台の体制に。JASのドライバーはいずれも元F1ドライバーで、昨年のマカオ大会でシビックに3位初表彰台をもたらしたティアゴ・モンテイロと、WTCCチャンピオン経験者のガブリエーレ・タルクィーニという強力コンビだ。プライベーターのゼングー・モータースポーツのマシンにはノルベルト・ミケリスが乗る。

モンテイロは「素晴らしいホンダファミリーの一員になれてとても嬉しい。ウインターテストも進んでいる。開幕までの残り1カ月半で、準備万端にしたい」と意欲を語った。今年で51歳になる大ベテランのタルクィーニも、「ホンダの一員として走るのは誇らしいこと。(自分にとって)とても重要なシーズンになる」と気迫を見せる。

昨年からシボレーとのエンジン対決が展開されている米国インディカー・シリーズでは、計7チーム11台の布陣でインディ500連覇とシリーズタイトル奪還を狙う。そのなかで、自身参戦4年目を迎えるのが佐藤琢磨だ。「昨年は優勝まであと一歩という展開が続きました。今年こそ悲願を達成をしたいと思います」。今季は米国の伝説的レーサー、A.J.フォイトのチームに移籍して、初優勝を目指す。

その他、WEC(世界耐久選手権)やALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)などのLMPクラス(いわゆるプロトタイプカーのカテゴリー)にシャシー/エンジンを供給。F1復帰こそまだ先のようだが、ホンダは今年も世界のあちこちで積極的なレース活動を展開する。

《遠藤俊幸》

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