6日午後7時ごろ、佐賀県小城市内の市道で、路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきたワゴン車が追突する事故が起きた。この事故で自転車に乗っていた60歳の女性が死亡。クルマは逃走したが、警察は後に53歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。
佐賀県警・小城署によると、現場は小城市小城町晴気付近で片側1車線の直線区間。60歳の女性が乗る自転車は道路左側の路肩を走行していたが、そこに後ろから進行してきたワゴン車が衝突。そのまま逃走した。
女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で約3時間後に死亡。警察では重症ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約30分後に戻ってきた佐賀市内に在住する53歳の男が事故への関与を認めたことから、警察は自動車運転過失傷害や道路交通法違反（ひき逃げ）容疑で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
事故を起こしたワゴン車はスポーツクラブの送迎用で、事故当時は子供6人が同乗していたとみられる。調べに対して男は「電柱に衝突したかと思った。子供を送り届けることを優先した」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。
