日産田川執行役員、中国事業「収益面での正常化は、まだまだ先」

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日産自動車・田川丈二執行役員
日産自動車・田川丈二執行役員 全 4 枚 拡大写真

日産自動車の田川丈二執行役員は2月8日に横浜市の本社で開いた決算会見後、一部報道陣に対し、主力の中国事業について「販売あるいは収益面での正常化というのは、まだまだ先になる」との見通しを示した。

田川執行役員は「正常化(の判断基準)はそれぞれのエリアであるかと思うが、在庫は正常化したといえる。かなり台数的にも日数的にも下がってきした」としながらも、「販売とか目標収益、あるいはシェアの面での正常化ということでいえば、まだまだ我々の中国における潜在力は高いと思う」と指摘。

さらに「シェアも今は我々がようやく前年並みに戻っていたとしても全需はもうちょっと伸びてるわけなので、我々としてはもうちょっといきたい。収益についてももっと上にいけると思うので、販売とかあるいは収益面での正常化というのは、まだまだ先になる」と述べた。

その一方で「生産はほぼ2直で正常に戻っていると思う。ただこれまでが3直(操業)やったり、2直で残業休出していたので、それと比べたらまだ少し後ろだが、いわゆる普通のオペレーションに戻っている。また現在、1直の襄陽工場は『ティアナ』がモデル末期で、新型に変わるのを機に、どこかのタイミングで2直ができると思うので、生産面での正常なオペレーションには戻る。ただ目標までにはもう少し時間がかかる」と語った。

《小松哲也》

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