佐川引越センターが社名変更、「カーボンオフセット引越輸送」を提供

自動車 ビジネス 企業動向

SGホールディングスグループの佐川引越センターは、2月21日から社名を「SGムービング」に変更したと発表した。同時に業界初のサービスとして、東日本大震災の被災地復興を支援する「カーボン・オフセット引越輸送」の提供を開始する。

SGホールディングスグループでは3月21日から次期中期経営計画「サードステージプラン」をスタートする。佐川引越センターでは、新たな中期経営計画で、グループシナジーの強化と、現在展開している大型家具・家電の設置輸送業務や美術品輸送・ルート配送事業など、引越し以外の事業領域の拡充を図る予定。

このため、引越し専業者というイメージの現社名をSGムービングに刷新することで、グループシナジーと新たな事業領域に挑戦する未来像を表現するとしている。

社名変更に伴う引越し事業の新たな取り組みとして、2月21日から、業界初となる「カーボン・オフセット引越輸送」のサービス提供を開始する。これは引越しでの集荷・配達時の輸送車両から排出される二酸化炭素を、佐川引越センターが東日本大震災の被災地で創出されたオフセット・クレジット(J-VER)を用いて、オフセット(相殺)するもの。

引越し作業時などに車両を使用する事業者として、環境保全活動の一環としてサービスを展開する。このサービスを利用することで、利用者は環境負荷低減と震災復興支援に寄与することが可能となる。

利用者にはサービスを利用した証として利用証明書を発行する。オフセットにかかる追加費用や証明書の発行手続きにかかる費用は、同社が負担する。

環境省では東日本大震災の被災地支援のために、J-VER制度を活用した復興支援に係る事業者支援を実施している。同社の「カーボン・オフセット引越輸送」は、この事業者支援に採択されており、今回は岩手県の「釜石地方森林組合」が創出したJ-VERなどを活用する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る