横浜ゴムが発表した2012年度連結決算(1月~12月)は、売上高5597億円、営業利益497億円、経常利益524億円、当期純利益326億円となり、過去最高の売上と利益を達成した。
通期予想の売上高5760億円には届かなかったものの、営業利益(予想490億円)、経常利益(同440億円)、当期純利益(同300億円)は予想を上回った。
2011年度から決算期末日を12月31日に変更したため参考値となるが、2011年1月から12月までの累計との比較では、売上高は0.3%増(19億円増)、営業利益は85.7%増(229億円増)、経常利益は136.4%増(302億円増)、当期純利益は187.3%増(213億円増)となった。
国内新車用タイヤの大幅な販売増や工業品事業の回復、値上げの浸透、原材料価格の低下、内部改善に加え、期末にかけて円安が進行したことも利益を押し上げた。
2013年度の業績予想は、売上高6300億円、営業利益590億円、経常利益560億円、純利益360億円を計画している。