「江南スタイル」高額ギャラ出所巡り与野党応酬 マレーシア

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PSY 江南スタイル(イメージ)
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与党連合・国民戦線(BN)が11日にペナン州で開催した中国正月のイベントに「江南スタイル」のPSY(サイ)が出演したことに関連し、150万リンギともいわれる高額ギャラの出所を巡り与野党間の応酬が続いている。

BN側は一切の公金は使っておらず、企業からの献金で賄ったと主張。PSYが所属するスクーターブラウンも、マレーシア政府からギャラは出ていないと説明した。ただ出所については両者共に具体名を明かしていないため、野党連合・人民同盟(PR)側が追求。民主行動党(DAP)のリム・グアンエン書記長(ペナン州首相)は、政府が透明性を維持するためにも出所を公表すべきと指摘した。
同イベントでは、BN総裁のナジブ・ラザク首相がPSYの出演前に「準備はいいか」と呼び掛け、観衆から「YES」の大歓声が上がったが、続く「BNへの準備はいいか」との呼び掛けには「NO」の声が上がり、首相が面目を失う場面もあった。

なおペナンの地場有力紙「光華日報」電子版が行ったアンケートでは、「BNはギャラの出所を公表すべき」との回答が83%で、「必要ない」の17%を大きく上回った。

伊藤 祐介

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