ミシュラン通期決算…トラック用向けの復調などで大幅増益

自動車 ビジネス 企業動向
ミシュラン・パイロットスポーツ3
ミシュラン・パイロットスポーツ3 全 2 枚 拡大写真

ミシュランが発表した2012年12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比24.5%増の24億2300万ユーロと、昨年に引き続き大幅増益となった。

販売量は下半期の需要が依然横ばいであったこともあり、6.4%減となった。このうち、乗用車・小型トラック用タイヤ関連販売事業が同9.3%増、トラック用タイヤ関連販売事業が同6.6%増となった。この結果、売上高は同3.6%増の214億7400万ユーロとなった。

適切な価格政策や世界的な事業展開、特殊タイヤ事業における高い利益率、トラック用タイヤ事業の復調などが貢献。営業利益は大幅増益となった。税引前当期純利益は同26.9%増の24億6900万ユーロ、最終利益が同7.4%増の15億7100万ユーロとなった。

2013年については、上半期の原材料価格は横ばいになると予想、これによって営業利益は3億5000万~4億ユーロ増加すると予想。ただし、この増加は直需事業および鉱山・建設機械用タイヤ事業の価格連動条項の影響を受けて部分的には相殺されるとみている。

また、ミシュラングループは通年で約20億ユーロの設備投資を計画。立ち上げ時のコストはかかるものの、成長地域に新たな生産能力をもたらし、成長戦略を後押しするとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る