ビー・エム・ダブリュー(ジャパン)は、3月2日よりMINI『ペースマン』の販売を開始する。このペースマンは幅広いニーズに対応する量産モデルであるという。
MINIマーケティング本部長のアンドレアス・ヴェッケ氏によると、「『クラブバン』はどちらかというとニッチマーケットで生産台数も限定的であるのに対し、ペースマンは量産でボリュームモデルといえるだろう」と位置付ける。
また、「ハッチバックの精神を受け継ぎつつ、より空間を大きく取り、さらに、ALL4バージョン(四輪駆動)もあるので、幅広いニーズに対応する量産モデルであるといえる」とする。
そして、MINIの中で最もサイズの大きいクロスオーバーとの違いについてヴェッケ氏は、「ドアの枚数や荷物がたくさん積めるなど機能的な面を持つクロスオーバーは、子供がいる家族などに好まれています。対して、ペースマンは、スポーティでゴーカートフィーリングを持ちつつ、ハッチバックよりスペースがあるのでユーザーに対してよりオポチュニティを提供するでしょう。また、ぱっと見た時に目立つという特徴もあると思います」と話す。
では、MINI『クーペ』の違いはどうか。ゴーカートフィーリング、ドライビングの楽しさは同じとしながら、より大きなスペースやサイズを提供することで、新しいテクノロジーも搭載することが出来た。つまり、「小さなモデルではALL4の設定は出来ませんでしたが、ペースマンでは設定があります。これもまた、スペースやサイズが大きくなったことで可能になったことなのです」と語った。