【AMAスーパークロス 第7戦】ビロポトが今季3勝目…450SXクラス

モーターサイクル エンタメ・イベント
ライアン・ビロポト
ライアン・ビロポト 全 11 枚 拡大写真

AMAスーパークロスは第7戦よりアメリカ東部に移動し、5万4036人の観客を集めたカウボーイ・スタジアムで2月16日に行われ、450SXクラスの決勝レースでモンスター・エナジー・カワサキのライアン・ビロポトが危なげのないレースで今季3勝目を収めた。

450SX決勝レースのスタートと共に、イン側に切り込んだ累積ポイント・リーダーのロックスター・エナジー・レーシング・スズキを駆るデビ・ミルサップスがホールショットを奪取するが、トラクションを得たビロポトが第1ターンを抜けた直後にミルサップスを交わしてトップに立った。そしてその後、時間を置かずにツー・ツー・モータースポーツ・ホンダのチャド・リードがアグレッシブなアタックでミルサップスから2番手の座を奪い、その間にビロポトはリードを広げた。

ビロポトがさらにリードを広げる間にミルサップスが第3ラップに2番手のポジションを奪い返し、レッドブル・KTMのライアン・ダンジーが3番手を走っていたリードを追い詰め、第14ラップでリードと少し接触をするアグレッシブなパスを見せて3番手の座を奪った。ダンジーはさらにプッシュして最終ラップには2番手のミルサップスのポジションを脅かしたが、結局3位でフィニッシュすることとなった。

「スタートは本当に大切だった。今年は背中にターゲットを抱えているし、皆がそれを知っているからとてもストレスを感じる。バイクを乗ることに、再び楽しみを感じるように心掛けている。もし3位に入れば表彰台に立てるし、2位でも良い結果だ。デビは今年とても良い走りをしているので、少しずつ(ポイント差を)削り取って行くことができるだけで、それには時間がかかるだろう。」と勝利したビロポトは語った。

「それは本当に良い20ラップだった。この1週間は病床に臥せっていた為に、まるでバイクに乗ることができなかった。だから力強いフィニッシュができたことは、上々の結果だった。ライアン(ビロポト)はとても良い走りをしていたから、今回は彼を称えるべきだろう。」と決勝レースは2位に終わったが、累積ポイントで2位のダンジーとの差を広げる結果を得たミルサップスは満足気に語った。

ビロポトのこの勝利は、ある意味運も味方していたかも知れない。なぜならヒート・レースで彼を凌ぐラップ・タイムで勝利したジェームス・スチュアートが、メカニカル・トラブルの為に決勝レースをスタートする前にリタイアとなったからである。

尚、AMAスーパークロス第8戦は、アトランタのジョージア・ドームに場所を移して2月23日に行われる予定である。

450SXクラス第7戦結果

1.ライアン・ビロポト(カワサキ)
2.デビ・ミルサップス(スズキ)
3.ライアン・ダンジー(KTM)
4.チャド・リード(ホンダ)
5.ジャスティン・ブレイトン(ヤマハ)

450SXクラスシーズン累積ポイント

1.デビ・ミルサップス(スズキ)-154
2.ライアン・ダンジー(KTM)-133
3.ライアン・ビロポト(カワサキ)-130
4.トレイ・カナード(ホンダ)-119
5.チャド・リード(ホンダ)-115

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る