フィリップ・スタルクが開発しプジョーが生産する自転車、ボルドーに導入

自動車 ビジネス 企業動向
フィリップ・スタルク氏(右)とボルドー市長アラン・ジュペ氏
フィリップ・スタルク氏(右)とボルドー市長アラン・ジュペ氏 全 1 枚 拡大写真

プジョーの自転車部門プジョーサイクルは2月19日、仏ボルドー市長アラン・ジュペ氏、世界的に有名なデザイナーのフィリップ・スタルク氏とともに、ボルドー市役所で、バイクスクーターというまったく新しいコンセプトの乗り物「PIBAL」のプロトタイプを発表した。

PIBALはボルドー市が主催した「Cyclab」というプロジェクトから生まれた。2011年11月28日から今年1月20日までの間、専用ウェブサイトで市民からアイデアを募ったうえで、昨年2月10日にスタルク氏とジュペ市長が作品を発表した。今回のPIBALはこれを具現化したものだ。

コンセプトは「バイク・スクーター」で、ペダルの前にステップを持つことが最大の特徴。アルミフレーム、蛍光色のホイール、リアのキャリアを含め、スタルクらしい革新的なデザインになっている。耐久性、機能性、低価格にも気を配ったという。

ボルドーはこの15年間で自転車の数が3倍に増え、市民の10%は通勤に自転車を使っているという。また2003年からは、無料で借りることができるレンタサイクルを合計3500台配備している。

プジョーサイクルは生産を担当。自転車作り約130年の経験が認められた形になった。パリの東南東約100kmに位置するロミイ・スール・セーヌの工場で生産を行い、まずは公園のレンタサイクルを、これに置き換えていく予定だという。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る