18日午後3時45分ごろ、兵庫県西宮市内の阪神高速北神戸線下りで、トンネル内を走行していた乗用車が壁面に衝突して停止。後続の車両が避けきれずに追突するなど、車両8台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が軽傷を負っている。
兵庫県警・高速隊によると、現場は西宮市山口町上山口付近で片側2車線の直線区間。有馬北トンネル（全長1810m）で、第1車線を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の壁面に衝突した弾みで第2車線側まで弾き飛ばされた。
クルマは第2車線を塞ぐような状態で停止したが、ブレーキやハンドル操作による回避が間に合わなかった後続車7台が次々に追突。車両8台が関係する多重衝突に発展した。この事故で4人が打撲などの軽傷を負っている。
事故当時、トンネル内の路面は濡れて滑りやすくなっており、警察では速度超過などが原因でスリップに至った可能性もあるとして、最初に事故を起こした乗用車を運転していた男性から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞くなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。
