【ボルボ V40 発表】スカンジナビアンデザインは形ではなく考え方

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ボルボ・V40
ボルボ・V40 全 6 枚 拡大写真

新型となったボルボ『V40』は、スカンジナビアンデザインというコンセプトのもとにデザインされている。

ボルボ・カー・ジャパン マーケティング部ディレクターの若林敬市さんによると、このスカンジナビアンデザインというコンセプトは、「形はないとデザイナーはいうのです。形はなくて考え方だと。考え方にデザインが宿っている。それが“DESIGNED AROUND YOU(ボルボのすべては、あなたのためにデザインされているという考え)”です。つまり、人を大切にする。見た人がホッとしたり、格好いいと思ったり、使いやすいと感じる。シートも座っていて疲れない。そういったこと全てがスカンジナビアンデザインだというのです」

エクステリアデザインでは、ボルボ『P1800』のキャラクターラインが、サイドラインのデザインモチーフに用いられている。なぜあえてP1800なのか。「ボルボにとって変わるものと変わらないものがあり、これは変わるものだといっていました。つまり、今回のV40はP1800のキャラクターを使っていますが、次のクルマで使うかどうかはわからないというのです」。しかし、「リアウインドウ周りを六角形にしたり、テールランプの形や、フロントのVシェイプのボンネットなどは、ボルボらしさを表すのでこれは絶対に変えない」。そういった中で、「ひとつの遊び、フレーバーを出すためのモチーフとして、先人に対する尊敬の念を込めてP1800を使ったのです。もちろんそのまま使うのではなく、現代風にきちんとアレンジして意味のないデザインにはしていません」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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