マクラーレン入りを果たしたばかりのセルジオ・ペレスは、ピレリの新型タイヤの特性に懸念を表明した。2012年シーズンを通してタイヤに優しいドライバーという評価を受けてきたペレスだが、現状はタイヤの減りが激し過ぎて対処不可能だと語る。
「度を越していると思うよ。ここまでデグラデーションが激しいと、ドライバーとしてはお手上げだ。これほどすごいとは思っていなかった。冬のテストではデグラデーションの問題が浮上するのは普通だが、これほど激しかった経験は過去にない。ここでは(バルセロナ)レース開催も予定されているので非常に気がかりだ。何とかタイヤのデータを集積して、実際のレースまでには対策を考えてもらいたい」
「開幕戦までに解決しないと、メルボルンでは7ストップとか10ストップの混乱したレースを見られるかもしれないよ(笑)」
バルセロナテスト2日目、水曜日のトップタイムを出したペレスは、テストプログラムは辛うじて消化できたと語る。
「全体的にはポジティブな感想を持っている。特に2日目はマイレージを積み上げ予定した項目は消化することができたからまずまず満足している」
「今は自分たちの仕事のことだけを考えたい。他との相対的なポジションはまだ考える余裕がない。ニューカーは開発ベースとしては良い出来だが、開幕戦までにはやるべきことが山のように残っているからね」