【AMAスーパークロス 第8戦】ジェームス・スチュアートが盤石のレース運びで今季初勝利…450SXクラス

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ジェームス・スチュアート
ジェームス・スチュアート 全 8 枚 拡大写真

AMAスーパークロス第8戦は2月23日、今シーズン最高の6万8987人のファンを集めたアトランタのジョージア・ドームで開催され、450SXクラスの決勝で完璧なレース運びを見せたヨシムラ・スズキのジェームス・スチュアートが念願の今季初勝利を飾った。

スチュアートはメインイベントのスタートと共に勢いよく飛び出してホールショットをもぎ取ると、追いすがる先週の勝者であるモンスター・エナジー・カマサキのライアン・ビロポトを抑え、20ラップをトップで走り切りってゴールした。

スチュアートのこの勝利を予感した者は、少なくなかったかも知れない。なぜなら彼は先週のヒートレースでビロポトを凌駕するタイムで勝利したが、決勝レースではバイクのメカニカル・トラブルのためにスタートを切ることもできず、リタイアとなってしまったからである。

「今夜、僕達は勝つことができた。他に言いようがない。それは多くのことを意味する。今シーズンはずっとクレイジーな展開だったが、良いスタートとレースで勝つことができて、それはほとんどパーフェクトな日だった。僕はプラクティスでもヒートレースでも一番速かったし、メインイベントでもホールショットを勝ち取って全てのラップをリードした。嘘はつかないよ。僕は少しナーバスだった。なぜならしばらくそうした場所にいなかったからね。」とファン達から100万ドルの笑顔と称されるこのチャーミングな人気ライダーは、勝利の喜びを語った。

前回のレースの勝者であるビロポトはスチュアートに最後までプレッシャーをかけたが、遂に追い抜くチャンスまでは見出せず、2位でのフィニッシュとなり、累積ポイントリーダーのデビ・ミスサップスが中段からの追い上げを見せて3位入賞を果たした。

今回のレースでは、250SXクラス西地区でチャンピオン争いをするイライ・トマックが450SXクラスのデビューを飾り、7位でフィニッシュする健闘を見せた。

尚、AMAスーパークロス第9戦は3月2日、舞台をセントルイスのエドワード・ジョーンズ・スタジアムに移して行われる予定である。

450SXクラス第8戦結果

1.ジェームス・スチュアート(スズキ)
2.ライアン・ビロポト(カワサキ)
3.デビ・ミルサップス(スズキ)
4.ジャスティン・バルシア(ホンダ)
5.トレイ・カナード(ホンダ)

450SXクラスシーズン累積ポイント

1.デビ・ミルサップス(スズキ)-174
2.ライアン・ビロポト(カワサキ)-152
3.ライアン・ダンジー(KTM)-148
4.トレイ・カナード(ホンダ)-135
5.チャド・リード(ホンダ)-127

《河村兵衛》

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