昭和電工、LIB負極用バインダーの量産開始

エコカー EV
昭和電工(webサイト)
昭和電工(webサイト) 全 2 枚 拡大写真

昭和電工は、リチウムイオン電池(LIB)の負極用水系バインダー「ポリゾール LBシリーズ」の量産を龍野事業所(兵庫県たつの市)で開始したことを発表した。

【画像全2枚】

同製品はアクリル系合成樹脂エマルジョンで、溶剤系バインダーに比べ製造時の環境負荷が低い水系バインダー。低抵抗性、優れた温度特性、負極集電板との高密着性などの特長を持ち、LIBの長寿命化、高容量化に寄与する。

スマートフォンやタブレット端末の高性能化に伴い、使用される小型LIBについても、さらなる薄型化、高容量化が求められている。また、産業用や家庭用の蓄電池、電気自動車やハイブリッド車向けの大型LIBにおいても、高容量かつ長寿命で、厳しい環境下での使用に耐えうるLIBの開発が進められている。

これら高機能LIBの開発に際しては、正極材、負極材、セパレーター、電解液の主要4部材のみならず、補助部材であるバインダーについても、LIBの性能に大きな影響を与えることから、キーマテリアルの一つとして注目されている。

バインダーは、リチウムイオンが出入りする正・負極活物質やその他補助添加剤、集電板を結着させる接着剤の役割を果たす。現在、バインダー材料として主流のスチレンブタジエンゴム(SBR)は、高温や低温環境では劣化しやすい点が課題となっていた。

今回量産を開始したポリゾール LBシリーズは、高温(60度)保存後の充放電時の容量維持および、低温下(-20度)での放電容量をSBRと比較して10%程度改善。また、分散性が高く、少量の添加で高い結着性を持つことや負極の集電板である銅との密着性を1.5倍向上させることから、LIBの内部抵抗の低減を可能にし、高容量化、長寿命化に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
  2. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  3. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  4. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
  5. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ルノーのスポーツEV「5 Turbo 3E」、エクセディのインホイールモーター搭載…555馬力
  3. NISMO、豪州に初の海外パフォーマンスセンター設立へ…『スカイラインGT-R』のレストア事業も強化
  4. スマホで空気圧をチェック、簡単取り付けのキャップ式空気圧センサーが発売
  5. BYD、Huawei、Xpengが示す中国自動車産業の次なるステージとは…匠新[インタビュー]
ランキングをもっと見る